底地は、需要もなく第三者に売却する場合はかなり安い価格となってしまうことが多いですが、実際の底地はどのように評価されるのでしょうか。
地主様が底地を売却する際のよくある事例の一つとして、底地を相続した際に、相続税などを支払わなくてはいけなくなりますが、 その際の資金のために、底地を売却するということがあります。
底地を買い取ってもらう検討先としては、借地人様・底地買取業者・他の第三者となりますが、まず第三者が買い取る可能性はほぼないと言っていいでしょう。
やはり一番高く買い取ってもらえるのは、借地人様となります。ただ借地人様が底地の買取をする意思や資金があることが必要で、借地人様との価格交渉なども煩わしく、時間がかかる要因にもなります。
また一般的に底地買取業者の買取ですと、面倒な手続きもなく比較的容易に短期間で買い取ってもらえると思いますが、かなり値が下がってしまいます。
このように底地を誰に買取してもらうかによって、価格も変わってきますので、注意が必要です。
土地を評価する基準としては「路線価」というものがあります。主に相続税や贈与税を計算する際に使用されるもので、国税局にて公表されております。底地の評価は、この路線価を用いて財産評価基準にて評価することが可能です。
底地は、更地とは違い不完全所有権となります。
底地は借地権を合わせることによって、完全な所有権となりますので、路線価図にあります借地権割合を使用して、計算をします。
以下に計算式と例を示します。
底地の評価額=更地価格×(1-借地権割合)という式で表すことができますので、
例えば、更地価格が5000万円で借地権割合が70%の場合、
5000万円×(1-0.7)=1500万円
ということになります。
しかし、買い取っても自由に使えない底地を購入しようという方はなかなかおりませんので、実際の市場価格はさらに下がり、更地価格の10~15%程度になると言われています。
上記の例ですと、
更地価格:5000万円
底地の評価:1500万円
実際の市場価格:500円~750円
ということになります。
底地を高く買い取ってもらいたいと考えるならば、やはり借地人さんに買い取ってもらう方法が妥当となるでしょう。しかし借地人様に購入意思がない、もしくは意思はあっても購入資金がない、という場合も多々あります。その際は弊社でも適正価格にて底地買取を行っておりますので、お任せください。
私たちジャパンケルモは、底地買取の実績が豊富にありますが、借地人様との面倒な交渉も承っており、多くの借地人様を抱える地主様にも喜んでいただいております。
お持ちの底地の評価を知りたい、底地の処理に悩んでいるなど、お気軽にご相談ください。
豊富な経験を元に、適格なアドバイスをさせていただきます。