当社では収益物件の買い取りを行っておりますが、去年から今年にかけて物件数が少なくなってきております。また、出てくる物件はどれも割高傾向という状態が続いております。収益不動産は、一般投資家だけではなく不動産業者も買い取りをしますが、最近では建売業者が購入するケースやマンション開発業者が購入するケースも増えてきているようです。

収益不動産の価値を計る際に判断基準のひとつになる「利回り」も物件価格の高騰に伴い低くなってきていますが、一方で不動産の賃料が(特に関西では)相変わらず低下傾向にあるので、不動産の絶対的価値は高まっていないということにもなります。

不動産は株式とは違い価値がゼロになることはまず考えられないのですが、収益不動産の価格については昔から常にトレンドがありますので、今の高水準がはたしていつまで続くのか注視しているプレーヤーも多いと思います。収益不動産の価格が高水準な時ほど、リスク管理が必要になってきます。