[相談事例] 第三者に貸している共有名義の店舗についてご相談

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兄弟姉妹である数名の共有名義となっている店舗について、それぞれの意見が一致せず、代理になっている弁護士様から不動産業者を通してのご相談。
売却物件としては、売主が希望する金額と買主が検討する金額が乖離している案件。

商店街に面した店舗で、ゲームセンターとして第三者が借りている収益物件について、所有者様の代理となっている弁護士様から、不動産業者を通してご相談がありました。

所有者は兄弟姉妹である数名の共有名義になっておりましたが、

共有名義人同士の仲が悪く、意見を統一することが難しい状況でした。

この収益物件の短所としては、
・賃借人への返還保証金が大きいこと
・賃料の相場が近隣よりも低いこと
・商店街会費等の負担が大きいこと
・賃料、諸費用から計算した投資利回りが希望する売買代金総額に比して低いこと

などがありました。

また、

・建物の構造上、一括貸ししかできないこと
・耐震性の問題があること

などの理由から、将来新たなテナントが付きにくいと考えられます。

建替えをするにしても、

・商店街の中の物件なので、解体費建築費が割高になる

というデメリットがありました。

上記の理由から、売却物件として、売主様が希望する金額と買主様が検討する金額が乖離している案件でした。

建物自体は、元々かなり古いタイプのパチンコ店の仕様で、

1階は店舗、2階は従業員が住み込みで働けるような寮タイプになっていました。

取引時は、賃借人様は1階をゲームセンターの店舗として使用し、2階を倉庫と従業員の休憩所として使用していました。

最終的には売主側の弁護士様が間に入って、保全を取ってもらい決済しましたが、

金額的にも皆様に納得していただける内容で買取させていただきました。

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