収益マンションを所有されているオーナー様から売却についてご相談がありました。管理は管理会社に任されていましたが、入居付けが難しく空き部屋が半分くらいある状況でした。
またメンテナンス費用もかなりかかっていたようです。
対象の収益マンションは、駅から距離があり、管理会社が提案する賃料設定が高いために、入居付けが厳しい状況でした。
また管理会社と管理契約される以前からの入居者に関しては、
家賃滞納している方が数名おられ、回収もなかなか思うようにできていない現状がありました。
室内に動産類を放置したまま夜逃げされている入居者の方もいたようです。
オーナー様としては、賃料収入から管理費やメンテナンス費用などを差し引くとあまり残らないので、この収益マンションを手放したい、とお考えでした。
他のマイナス要因として、元々隣のビルと所有者が同じだったため、
2階の共用部にある扉を開閉することで、隣のビルと行き来できる構造になっていましたが、
隣のビルも元々の所有者から第三者へ売却されていたため、一般の投資家は手を出しにくい案件でした。
また売却にあたって、管理会社と管理契約して間がないこともあって、管理会社も渋っており、
売主様側は、できれば管理会社をそのまま引き継いで欲しいと希望されていました。
最終的には、管理会社もそのまま引き継ぎ、買い取り金額についても、当初の提示金額に上乗せした価格で買取させていただきました。